Englishespaniolchinese

アルギン酸カルシウム

アルギン酸の構成糖であるウロン酸は、1ユニットに1つずつイオン交換性に富むカルボキシル基を持っており、これが様々な陽イオンと結びつくことで、特長ある性質を持つ塩を作ります。
アルギン酸カルシウムは、アルギン酸のカルボキシル基にカルシウムイオンが結合した形の塩です。カルシウムイオンは2価のカチオンなので、2つのカルボキシル基にまたがるかたちで結合(イオン架橋)します。
その結果、アルギン酸カルシウムは他のアルギン酸塩類と異なり、水に溶けない性質の塩となります。

アルギン酸カルシウムそのものを食品に利用する例は海外でもあまり多いとは言えません。
しかし、実際にはアルギン酸ナトリウムをゲル化剤として利用する際、カルシウム塩を加えて作られたゲルの成分はアルギン酸カルシウムになっています。
したがって、人工イクラやオニオンリングなど、アルギン酸のゲル化能力を応用した食品では、間接的にアルギン酸カルシウムを利用していることになります。

◇食品添加物としての利用

アルギン酸ナトリウムとアルギン酸カルシウムを適量混合すると、その溶液はチクソ性のある非ニュートン流体となることが知られています。
曳糸性のない粘性を好むディップソースなどの増粘に適した増粘剤として、海外で利用実績があります。

◇アルギン酸カルシウムの生理活性効果

生理活性効果の面では、アルギン酸カリウムと同様ナトリウムの体外排出効果が期待できます。辻ら(※1)の動物実験では、アルギン酸カルシウムを摂取させた高血圧自然発症ラットは、1%食塩負荷にもかかわらず血圧を上昇させなかったという知見が得られています。
またアルギン酸カルシウムを摂取させたラットでは、糞便中へのナトリウム排泄量が他の食物繊維に比べて最も多かったという結果も示されています。

※1
参考文献: 「食物繊維のナトリウム吸着能が高血圧自然発症ラットの血圧に及ぼす影響」
日本家政学会誌 Vol.39 No.3, (1988)

関連記事: 日本経済新聞(2006年4月1日)

◇アルギン酸カプセルについて

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