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アルギン酸アンモニウム

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特徴

アルギン酸の構成糖であるウロン酸は、1ユニットに1つずつイオン交換性に富むカルボキシル基を持っており、これが様々な陽イオンと結びつくことで、特長ある性質を持つ塩を作ります。
また、アルギン酸はNa+やK+のような金属イオンだけでなく、アンモニウムイオン(NH4+)のようなカチオンともイオン交換して塩を作り、同等の性質を発揮することができます。これがアルギン酸アンモニウムです。
アルギン酸アンモニウムは、アルギン酸ナトリウムと同様冷水や温水に溶けて粘ちょうな水溶液をつくり、またCa2+のような多価カチオンに接触するとゲル化する性質を持っています。

アルギン酸アンモニウムの特長は、Naなどの金属イオンを持たないため、灰分が少ないことです。
工業分野では窯業や鉄鋼業などで資材を加工する際、燃焼後に残留物の残らないバインダーとして有効に利用されています。
食品分野では、アルギン酸ナトリウムのような増粘作用・ゲル化作用を有しながら、例えばゲル化反応後に副生成物の金属塩を生じないという特性が期待できます。

アルギン酸アンモニウムの溶かし方

アルギン酸アンモニウムの優れた機能を存分に発揮するためには、水によく溶かし、均一な水溶液を作ることが大切です。アルギン酸アンモニウムは本来水に溶けやすい性質を持っていますが、水中でママコ(ダマ)を作りやすく、場合によっては非常に「溶かしにくい」と評価されてしまう場合があります。
水への溶解方法は別ページで解説していますのでご覧ください。

商品一覧

  • キミカアルギン NHシリーズ

    粘度(1%水溶液, 20℃)*
    NH-1 100 〜 200 mPa・s
    NH-3 300 〜 400 mPa・s
  • 粘度参考

    ・オレンジジュースの粘度5~15 mPa・s

    ・オリーブ油の粘度~90 mPa・s

    ・練乳の粘度~200 mPa・s

    ・卵黄の粘度~800 mPa・s

    ・グリセリンの粘度~1,100 mPa・s

    *回転式粘度計, 20℃, 30 rpm(ローター適宜)で測定
    1 mPa・s = 1 cP

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資料

SDS(安全データシート)

アルギン酸アンモニウム(330KB

カタログ・技術資料(その他のカタログはこちらからご覧いただけます)

関連資料

アルギン総合カタログ(3.1MB アルギン溶解方法(414KB

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