キミカは創業以来、なにも利用されることなく朽ち果ててゆく漂着海藻を利用して、天然の食物繊維「アルギン酸」を生産してきました。この事業によってチリ漁民の生活水準は飛躍的に向上し、アルギン酸を抽出したあとの海藻残渣は肥料として更に有効活用しています。80年間、経済価値、環境価値、社会価値を両立してきた当社のビジネスモデルは、日本政府から「国際的なロールモデル」と評され、国際的に高い評価を得ています。


主催 英国王立財団・ウィリアム皇太子
史上最も名誉ある環境賞
「アースショット賞」
ノミネート
2022年、2024年
2030年までに達成を目指す5つの目標を掲げ、それぞれの目標に対する最良のソリューションを選出、表彰するグローバルな環境賞。
世界規模での環境問題の解決に繋げていくことを目的に、英国王立財団およびケンブリッジ公爵ウィリアム王子が2021年に創設した。
〝キミカは、持続可能なアルギン酸の生産モデルを開拓しました。グリーンウォッシュが横行する時代において、漂着海藻を有効活用して温室効果ガスの排出を抑制し、環境負荷の小さい生産技術を開発し、化学薬品の利用を最小限に抑え、海藻残渣を肥料として地元に還元するなど、細部に至るまで環境配慮をしていることは、私たちに希望を与えます。
また、フェアトレードにも目を向けて漁民の雇用モデルを構築し、チリに多大な貢献をしています。これこそまさに真に持続可能なビジネスモデルと言えるでしょう″
ーPDIE Group, official nominator of Earthshot Prize


主催 日本政府
日本のSDGsの最高賞
「ジャパンSDGsアワード」
特別賞
2020年
SDGs推進本部(本部長:内閣総理大臣、副本部長:内閣官房長官および外務大臣)が持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて優れた取り組みを行う企業・団体を表彰するため創設した表彰制度。
NGO・NPO、有識者、民間セクター、国際機関等の広範な関係者が集まるSDGs推進円卓会議の提言により受賞者が選出される。
〝多様な方々が英知を結集して行動した結果であり、大変感銘を受けた。経済と環境の好循環に支えられたポストコロナの新しい社会を作り上げていくうえでも更なる取り組みが必要である″ ー内閣総理大臣(当時)菅義偉
〝本業の事業活動を通じた社会課題解決を実践すると同時に、業界における世界トップメーカーに成長し、環境・社会・経済価値の両立を実践した。本業の事業活動を通じてSDGs達成に貢献する傍ら民間企業として競争力を維持している実績は国際的なロールモデルと言える″ ーSDGs推進円卓会議


主催 環境省
「環境省グッドライフアワード」
環境大臣賞 優秀賞
2021年

環境省が提唱する地域循環共生圏の理念を具現化する取組を表彰し認知を広げるため、環境省によって創設された表彰制度。 環境省は「環境と社会によい暮らし」や「社会をよくするSDGsを体現する取り組み」を本制度で表彰することにより、一人一人が現在のライフスタイルを見つめ直すきっかけを作り、ライフスタイルイノベーションを創出することを目指している。
〝キミカは、自然の恵みを、自然の摂理に合った形で人類の恵みに変える取組みをまさに地球規模で実践している。環境省がグローバルな取り組みを加速させるにあたり、大変参考になる事例である″ ー環境省 事務次官(当時)中井徳太郎


主催 グリーン購入ネットワーク
後援 環境省/経済産業省/農林水産省/消費者庁
「グリーン購入大賞」
大賞・環境大臣賞
2021年

環境や社会に配慮した製品やサービスを環境負荷低減と社会的責任の遂行に努める事業者から優先的に購入する「グリーン購入」の普及・拡大に取り組む団体を表彰する制度。
グリーン購入ネットワークが持続可能な調達を通じて脱炭素・SDGs・サーキュラーエコノミーを実現する取り組みを選出して表彰している。
〝生態系や気候条件に配慮したアルギン酸の生産方法と、チリにおける漁民の貧困解消、生活向上につながる取り組みなど、明確なビジョンに基づいた独自性があり、世界的なサプライチェーンに好影響を与えている点、長年続けて成果をあげている点は大いに評価に値する。海藻生態系へ介入しない廃棄される海藻を活用し、更にその残渣まで肥料化する、全てが自然の中で循環されているビジネスモデルといえる″ ーグリーン購入ネットワーク 審査委員会


主催 人を大切にする経営学会
後援 内閣府・経済産業省・厚生労働省等
「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞
審査委員会特別賞
2024年

「従業員とその家族」「外注先・仕入先」「顧客」「地域社会」「株主」という5つの「ひと」を幸せにする経営を実践し業績を上げている企業を表彰する制度です。「ひとを幸せにすれば結果的に業績も上がる。そんな大切な会社を1社でも増やしたい」という想いから「人を大切にする経営学会」によって2010年に創設されました。 受賞企業は、過去5年以上リストラや重大な労働災害がないこと、一方的なコストダウンなど理不尽な取引を強要していないこと、障がい者の雇用率が法定以上であることなど、6つの条件に当てはまる優良企業の中から選定されます。
- 創業から80年間、他に使い道のない漂着海藻を原料に天然食物繊維「アルギン酸」を生産し続け、国内シェア9割を獲得している。
- 市況に惑わされず継続的かつ安定的にチリの漁民から漂着海藻を買い取り続け、海藻市況を安定させて海藻を乱獲の脅威から守っている。
- チリに工場を構えて多くの雇用を生んだ。同社のサプライチェーンが1万人を超える漁民の生活を支えている。
- チリでは地元の自治体に消防車や救助工作車を寄贈、日本では地元の図書館設立に寄付するなど、地域に貢献している。
- 有給休暇取得率7割、女性管理職3割など働きやすく多様性ある職場を実現している。
- 他に使い道のない漂着海藻から付加価値を生み、日本とチリの人々に貢献する企業姿勢は受賞に値する。


主催 一般社団法人減災サステナブル技術協会
「防災・減災×サステナブル大賞」
防災・減災×レジリエンス賞 カンパニー部門 グローバル賞
2023年
一般社団法人減災サステナブル技術協会がより安全・安心で真にサステナブルな社会の実現に向けた防災・減災の取り組みを評価して授与する表彰制度。
アルギン酸のオンリーワンメーカーとして安定供給の責務を果たすため、1980年代に南米チリに進出し、現地の漁民とともに海藻資源保全とサプライチェーン強化に取り組んできた点がレジリエンス性、サステナブル性、SDGsへの寄与度の側面から総合的かつ客観的に評価され、受賞に至った。


主催 日本食糧新聞社
後援 農林水産省・環境省
「食品安全安心・環境貢献賞」
2021年

社会から求められている自社の存在意義を把握して社会的責任を明確にし、持続可能な開発目標(SDGs)を視野に入れて事業を展開している企業を表彰する制度。
日本食糧新聞社が法令順守体制の構築やステークホルダーとの情報共有体制の構築、安全・安心・環境保全・社会貢献に優れた活動を選出し表彰している。
持続可能なビジネスモデルや食の安全・安心の取組み、コロナ禍における働き方改革などが選考委員会(委員長=久保田明邦 東京農業大学名誉教授)に高く評価され、栄えある受賞企業に選定された。

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」
「サステナブル★セレクション」
三ツ星
2021年

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は、サステナブルな製品/サービス/ブランドを「サステナブル★セレクション」として推奨・紹介している。
推奨レベルは一ツ星から三ツ星の3段階あり、最上位の三ツ星は、外部の有識者からなる審査会(審査委員長:竹村 眞一・京都芸術大学教授)にて厳正に審査され認定される。
漂着海藻を原料とし、電力や熱源、水資源、化学薬品の使用を最低限に抑えて作られた「アルギン酸」という素材自体の持つサステナビリティに加えて、チリ漁民の生活水準向上に積極的に取り組む当社の企業姿勢が高く評価され、最高位の三ツ星認定に至った。


主催 東京商工会議所
「勇気ある経営大賞」
大賞
2016年

過去に拘泥することなく高い障壁に挑戦し、理想の追求を行うなど“勇気ある挑戦”をしている中小企業またはグループを顕彰する制度。
主催する東京商工会議所は、本顕彰を通じ、後に続く企業に勇気を与え、経済の活性化に資することを目的として掲げている。
1941年の創業以来、アルギン酸の製造一筋に事業を展開し、原料調達難や競争激化など厳しい経営局面に立たされながらも、日本企業の海外進出が緒についたばかりの頃に原料ある海藻の一大産地、南米チリに工場を建設して量産体制を築くなど、勇気ある果敢な挑戦で事業基盤を確立したことが高く評価され、最高位の大賞を受賞した。


主催 東京都
「東京テレワークアワード」
推進賞
2021年
新型コロナウイルスの拡大防止に向けて「テレワーク東京ルール」の普及に取り組む東京都が、先進的・モデル的なテレワーク活動を行う企業を表彰する制度。
主催する東京都は、受賞企業の先進的な取組事例を参考に、テレワークを経営戦略に位置付けて導入・運用する企業を増やすことを目的として掲げている。
日本で新型コロナウイルスの感染拡大がはじまった直後の2020年3月に、他社に先駆けていち早くテレワークを開始し、業務の効率化、新規顧客の開拓、社員満足度の向上を実現するなど、感染拡大防止と経済活動を両立したことが高く評価され、受賞に至った。


主催 食品化学新聞社
国際食品素材/添加物展(ifia JAPAN)
最優秀賞
2022年
国際食品素材/添加物展(ifia JAPAN)に出展した企業の中で、最も優れた製品力・技術力を持つ企業に贈られる賞。
受賞企業は、来場者の投票、および、選考委員の審査によって選定される。
プラントベースフードなど新たなニーズに向けた提案やパン・めんへの応用方法、アルギン酸ナトリウムの基礎物性の3つのテーマに分け、わかりやすく展示した。また、SDGsへの取り組みに関する紹介コーナーを設置。近年ニーズが増す新たな用途に向けたアプリケーションを紹介して注目を集めたことなどが評価され、出展社の中で製品力、技術力において最も優れた企業に選ばれた。


令和5年
秋の褒章
紺綬褒章受章
2023年
紺綬褒章は国の褒章制度のひとつで、「公益のために私財を寄附した個人または団体」へ授与される。
2022年に千葉県富津市立図書館創設のための寄附を行ったことが評価され、今回の受章に至った。


建築物省エネルギー性能表示(BELS)
五ツ星
2023年
BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)とは、「非住宅建築物に係る省エネルギー性能の表示のための評価ガイドライン(2013)」に基づく建築物省エネルギー性能表示制度の略称で、省エネルギー性能を5段階で評価する制度。評価は建築物省エネ法第7条に基づく建築物の省エネ性能表示のガイドラインに沿った第三者機関により行われ、事務所用途の建物では設計一次エネルギー消費量40%以上で五つ星の評価となる。
新社屋「キミカ本館」は、環境性能に優れた技術を多く採り入れている。 全面ガラス張りの外壁は断熱性に優れた三重窓と調光制御ブラインドにより熱負荷を軽減し、空調には天井輻射空調システムを採用することで、無風・無音で温度ムラがなくからだに優しい環境を創出するとともにエネルギー消費を削減。 また、天井輻射空調の熱源に井水を活用することで、更に省エネ性能が高められている。 換気には外調機や全熱交換器を採用して室内空調負荷を低減するとともに、LED 照明や節水型自動水栓、潜熱回収型のガス給湯器等を採用。最終的に建物全体の消費エネルギーを 41%削減することに成功し、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)において最高位である「五ツ星」の評価を得た。


品質マネジメントシステム
特別表彰
2023年
ISOマネジメントシステムの認証機関である、JIA-QAセンター・一般財団法人 日本ガス機器検査協会からの表彰
2001年からの品質マネジメントシステム(ISO9001)の初回認証登録から20年以上にわたり認証の維持・向上に精励し、その発展に貢献した。


食品安全
マネジメントシステム表彰
2023年
食品安全マネジメントシステムの認証機関である、JIA-QAセンター・一般財団法人 日本ガス機器検査協会からの表彰
食品安全マネジメントシステム(FSSC22000)について2014年取得以降10年以上、維持・向上を続けており、その功績が認められた。


主催 パイロシステム株式会社
「第6回ガラス防火区画デザイン・コンペ2024」
準優秀賞
2024年
パイロシステム ガラス防火区画デザイン・コンペは、ガラス入り耐火間仕切壁の製品開発を行うパイロシステム株式会社が主催する建築コンペ。建築家や大学教授、建築ジャーナリストなどの有識者が審査を務め、用途や規模を問わず、パイロシステム社の製品を採用して優れた空間デザインを実現した建築作品が表彰されている。
キミカ本館は、株式会社類設計室の斎藤裕一氏、米澤星矢氏、渡邉光太郎氏らが設計を手掛け、建物中央のクロス階段とオープンラボにパイロシステム社製のガラス耐火間仕切りが採用されている。ラボの東側全面をガラス耐火間仕切りでガラス張りにすることにより、ラボ、クロス階段、緑豊かな景観が一体化し、明るく見晴らしがよいと同時に災害時の安全な避難経路も確保。一般的に、閉鎖的な空間となることが多いラボだが、ガラス耐火間仕切りの活用とレイアウトや空調システムなどを工夫することで開放的かつ安全な空間デザインを実現した。


主催
日本経済新聞社/日経BP
第1回「NIKKEI ブルーオーシャン大賞」
資源循環部門賞
2024年
海洋環境の保全、水産資源の適正な利活用に向けて意欲的に取り組む企業、団体、個人を表彰する制度で、気候変動、生物多様性保全、資源循環の対策に具体的に貢献するかという観点から有識者により評価・選出される。
- 他に使い道のない漂着海藻を原料として有効活用し、海洋環境を犠牲にすることなく海藻の食物繊維「アルギン酸」を80年以上にわたり供給し続けてきた。
- 市況に惑わされず継続的かつ安定的にチリの漁民から漂着海藻を買い取り続け、海藻市況を安定させて海藻を乱獲の脅威から守ってきた。この原料調達により1万人を超える漁民の生活を支え、チリの貧困問題を解決した。
- 漂着海藻をアタカマ砂漠で天日乾燥させる方法を編み出し、二酸化炭素の発生を抑制した。アルギン酸を抽出したあとに残る海藻残渣を肥料や飼料として有効活用し、サーキュラーエコノミーを実践してきた。