19世紀、英国の科学者Stanfordによって発見された褐藻類特有の多糖類は、海藻(ラテン語でAlgae)から得られる酸性の物質という意味でAlginic Acidと命名されました。この物質が日本へ紹介されたとき、「海藻酸」「昆布酸」などの和名が考案されましたが、今日その名称は全く使われなくなり「アルギン酸」という呼び名が正式名称になっています。

キミカでは、従来のアルギン酸と成分は同じでありながら、どうしたら使いやすくなるか、どうしたらアルギン酸の長所をより活かせるか、というテーマを徹底的に追求し、お客様に提案していく新しい商品シリーズをラインナップしました。そしてその商品に冠するブランド名として、かつて先人達の考案した「昆布酸」という呼び名を復活させることにいたしました。
昆布は日本人にとって最もなじみ深い海藻であり、「海」「天然」「健康」をイメージさせる食材でもあります。昆布の主成分とも言えるアルギン酸、その安全で高機能な素材を用いた商品のブランド名として、「昆布酸」という名称は何よりもふさわしいと考えています。