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パンデミックの物流崩壊も回避した物流のプロフェッショナル

国際部チーフ

# 女性スペシャリスト

# 育児との両立

# 物流

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パンデミックの物流崩壊も回避した
物流のプロフェッショナル

大学時代は、英語の教師になることを目指していた。ゼミの教授から、「教えるだけでなく、言語を通して世界に深く関わりたいのなら、企業で実践的な英語を学ぶ道もあるよ」と諭され、一般企業を目指すことになった。

「機械メーカーの貿易業務、医療機器メーカーの物流業務などに携わりました。より専門的な、国際ロジスティクスに関わるポジションを探していたところ、人材コンサルティング会社から紹介されたのがKIMICAでした。食品添加物という、初めての商材を扱う仕事であることに、当初は躊躇しました。しかし、環境保全に徹した企業姿勢、人びとの暮らしを豊かにする製品の魅力を感じて、入社を決めました」

ロジスティクスは、元々「兵站(へいたん:人員・武器・食糧などの補給)」を意味する軍事用語。現在では、世界中に張り巡らされたネットワークを活用し、原料・製造・加工・販売のすべてを包括する、物流の効率化を管理・運用するシステムのことを指す。

「ロジスティクスは、すごく面白いです。自分の会社の製品を海外に届ける、また海外からは原料を輸入する──その流れが全体的に俯瞰できますから。原料がいまどのような状態で、どこを運ばれているのか、そしてどこに保管されているか。製造部門に搬入されるのはいつか。完成した製品はどのような状態なのかetc.……。単なる輸送業務ではなくて、製造・営業を含めた社内各部門と常に連携をとりながら、刻々と変わる状況を睨みつつ物流全体をコントロールする、責任が重い仕事でもあります」

ときには保管倉庫を訪ねて、積荷の状況を確認することもある。

「輸送方法を変えたり、梱包形式が変わったりしたときは、現場を見ることにしています。そうすると新たなアイデアが湧くことがあります。積載量だけを追求してひたすら船に積み込むと、逆に効率が悪くなる場合もある。その辺のさじ加減が重要になるところも、仕事の面白みですね。中国の関連会社から輸入する製品の破袋が目立ったときには、協議を重ねて作業手順を一から見直し、破袋件数ゼロを達成しました」

近年最大の危機はパンデミックだった。世界中の物流が大混乱をきたす中、見事に危機を回避した手腕が高く評価される。当時、船の手配がまったくできず、倉庫に在庫がひたすら積み上げられていく、という状況だった。

「海外のお取引先はもちろん、自社の海外拠点とも、船便の手配はどこが担当するかの取り決めがあります。しかし当時は、船便の確保が至難の業でした」

取り決めに従った手配ができない状況を打開した秘策とは?

「注文書通りの方法をAプランとすると、従来の方式ではない、Bプラン、Cプランが必要であると考えました。世界中の通関業者・船会社から情報を集め、フローチャートにして、日々即応できる体制を組みました。納期の優先順位が高い商品だけを集め、他の商品と本船を分けて、輸送ルートも変えてリスク回避に努める、といった形も取りました。余力のある船会社と、都度契約を結んで、出荷予定の荷物をほぼ全量、お取引先へ納入して、デリバリーの破綻を防ぐことができました。自分でも思い切った手を打てた……。視点を変えて考えることが重要だと、改めて感じますね。半信半疑だったとは思うのですが、信頼して任せてくれた会社にも感謝しています」

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Privateの楽しみ

家族と過ごす時間を大切にしています。子どもたちも大きくなって、いずれ巣立っていくわけですから、いまこのときを共にしたいんです。ショッピングやドライブ、冬にはスキー旅行に出かけ、夏には庭でバーベキューと、家族で楽しんでいます。趣味は、6年ほど続けているヨガです。体を動かして汗をかくことがきっかけだったのですが、ヨガには瞑想という要素もあって、自分と静かに向き合っていると、雑念のない自然体になる瞬間があります。そのときは、心地良いですね。

ライフステージが変わっても
働き続けることのできる環境

母親として仕事を続けてきて、「家族第一主義」を掲げるKIMICAの理念、それを支援する環境の充実を、心強く感じている。

「出産した前職時代にも、形だけの産休制度はありました。しかし、復職すると、子どもが熱を出して早退する場合など、特別な目で見られるのが悔しかった。『ずるをして帰るのではない。私は仕事も子育てもどちらも全力投球してるだけ!』って……」

子育て中の女性が心置きなく仕事ができるよう、KIMICAは、さまざまなバックアップ体制を整えている。

「産休・育休を取得して復帰される方たちがたくさんいます。復職後は公私ともに環境の変化にとまどうことも多いと思いますが、やさしく見守る社員が多く、KIMICAには、ライフステージが変わっても働き続けることのできる環境があることを、改めて実感します」

最適な輸送ができるよう、引き出しを増やしていく

安心安全でスピーディなロジスティクスを確立するため、関係部署や関連会社との連携・コミュニケーションを大事にしている。「信頼関係の深さは仕事の完成度に比例すると思う」からだ。

「国際物流という視点からまだまだ提案できることがあると思っています。会社の成長に合わせて、常に最適な輸送ができるよう、引き出しを増やしていきたいですね」

ロジスティクスのスペシャリストは、世界視点で物流のあり方を見つめている。

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